医療職は、人の死や弱いところを間近で見る職業です。
患者の中には骨折などで数日間入院をして直ぐに退院される方もいます。
しかし、その一方で、癌などを患い長期間治療をしても効果がなく亡くなられる方もいます。
そのような環境で働く以上、離職率が高いのも仕方がないとの指摘もあります。
しかし、医療スタッフは社会にとってとても重要で必要な職業である以上、離職率が高いことはあまり好ましいことではありません。
そもそも、どのような退職理由で退職される人が多いのでしょうか。
退職理由で多いものとして、自分と合わないというものがあります。
例えば、泌尿器に疾患を抱えている人の場合、排泄がうまくできずそのサポートをすることがあります。
また、お風呂や食事などの補助をすることも多くあります。
このような仕事内容自体に対して長期的に続けることが困難と考え、退職される人がいます。
しかし、この理由で辞める方は医療の職について日が浅い人が多いようです。
実際のところ、一定の時期を超えるとこの問題で辞める方は激減する傾向にあります。
実際のところ最も多い理由としては、人間関係のトラブルが挙げられます。
患者から受けるパワハラやセクハラも指摘されていますが、それよりも職員間のトラブルが多いのです。
医療スタッフ、特に看護師などは今でも女性が大半を占めています。
そのため、職場においてもグループが形成され特定個人に対する嫌がらせがグループで行われることがしばしばあります。
このような状況は主任などが責任を持って適切な指導をすることが大切です。
人間関係を始め、医療職での退職理由は他にも多くあります。
離職率を抑えるためには、医療職の退職理由を知ることが必要不可欠なのかもしれません。